2010年7月19日月曜日

ISEPよもやま話(3)

クロメラについて。ISEP16でのJanの地味なポスター発表から、隔日の感がある。あの時はkami様のポスターの隣だった。ISEP18では、なんとクロメラ関連だけで5題の口頭発表があった。

Janの発表内容はとくに目新しいものはなく、予定調和的であった(ダメだったと言っているわけではない)。Janは貪欲だし、話していて楽しい。今後が楽しみな若手の一人。

Juliusが発表したクロメラミトコンドリアゲノムは興味深かった。apicomplexaの根元だけあり、まっとうだとは思っていなかったが、pyrosequencingでもタンパク質遺伝子が1種類しか出てこないとは恐れ入る。dinoflagellatesと同様、ゲノム構造はわけが判らない。rRNAは断片化している(これはapicomplexaとdinoflagellatesと同じ)。

発表後質問したが、LSU rRNAのsarcin/ricin loop部分のrRNA断片がでてこないのは不思議。確かにミトコンドリアでは短くなったrRNAをタンパク質が「補完」しているようだが、SR loop部がもつPT活性をタンパク質に移したと考えるのには、かなり抵抗がある。

脂質合成の話はとくに興味なし。ヤツはカラオケで調子こいて、ビールを電話注文してた。まともに日本語も喋れない上システムを理解していないのに、迷惑なんだよ。

ヘム合成系の話。ふーん、そうなの。オメーも酔っ払いすぎだ。

最近形態の論文をよく見ているので、クロメラの「鞭毛形態」は興味があった。カラオケ好きなのはよくわかったから、これからは声が出なくなるまで歌うのはやめようね(とくに口頭発表前には)。

このセッションの仕切り・GMにも一言。しょうがないけど、クジラと同じくらいお年寄りも大切にしようぜ!

ここで「闇」の話題をひとつ。日本では「Natureとか1本あればアカポスゲットだぜ」なんて言われているが、クロメラのNature記載論文の筆頭著者は、サイエンスだけでは食って行けずタクシードライバーをしているらしい。クロメラと同様にapicomplexaの根元から分岐するCCMP株も彼が単離した(らしい)のに。他のクロメラ研究関係者が金沢で酔っ払っている裏では、こんなダークサイドがあるのだ。

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