2011年6月5日日曜日

地獄よりの使者()

線虫の生息範囲は今まで知られている中ではたかだか地下数メートルだったみたいですが、今回、地下1.3kmの地点から新たな線虫 Halicephalobus mephistoが発見されたとのこと。

Nature News June 1 

南アフリカの鉱床に存在する3,000~12,000年前の水脈にある岩の中から発見されたようです。


タイトル的な問題として地獄はそんなに浅いんか?
ていうのと名前的に、そんな廚二病くさい名前で大丈夫か?


・・・というのは脇に置いといて、線虫の生息範囲が数メートルから数キロに広がったのは衝撃的だと思いますし、こいつが本来線虫が住めないような温度の場所に生きているということも、そしてこいつが今まで発見されてきたような原核生物ではなく真核のそれも多細胞生物であることなども、非常に興味深いと思います。


著者の言っている「地球外の同じような環境にも虫がいるかもしれない!」というよりは、地球の地殻内部にも多様な生物圏が存在するかもしれない、という観点からですが。

こいつの遺伝子配列を使って分子系統解析やら分岐年代推定やらやってみたいですね。この種が線虫の多様化プロセスの中で発生した特殊な個体なのか、それとも祖先的な位置にある生物なのか・・・

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