2011年9月7日水曜日

統計学関連学会連合大会 2日目

会場である九大の伊都キャンパスが遠すぎる。

実家からバスで30分で博多、そこからまたバスで1時間。周囲は田んぼだらけの丘の上。施設は全部新しいんですが、学生は不便だよなあ(筑波が言えたものでもないが)と考えつつ、2日目に参加。

今日は特に環境統計の分野での発表を多く聞きました。
元からなのかどうかは知りませんが、今回の学会ではいろんなセッションで地震・放射線などの災害における被害を推定する、という発表が散見されました。

今日聞いた中では、福島第一原発事故後の空間放射線量の時空間分布の推定とか、防災研の発出する地震動予測地図の作り方(特定区域における向こう何十年かでの地震発生確率モデルの作成)とかが面白かった。

3.11後、自分でも危機管理のため色んな資料を調べましたが、その中で見たハザードマップなどがどのような理論・理念に基づいて作成された物であるのか、ということを知ることが出来て勉強になりました。

また、衛星からのレーダによる観測で降雨強度を推定する際の手法や問題点についての発表も面白かったな。空間を1点に固定し時間平均で降雨強度を測る地上の雨量計のデータと違い、衛星からのレーダー観測は広い範囲のデータを得ることが出来ますが、その分測定時間は一瞬で、サンプル頻度も一日一回くらい。なので、レーダー観測と雨量計によるデータから降雨推定をする場合には降雨強度の時間空間分布の統計的特性が分からねばいけません。

それを知るためには、サンプル頻度の小ささに起因するサンプリング誤差を推定したり、ある範囲における降雨分布の非一様性を的確に補正したり、そもそも単位堆積当たりの雨滴粒径分布をパラメータ化し、その(季節ごとなどの)変動を正しく推定したり、多くの課題を片付けなければならないことを知りました。気象学はマジで頭良くないと出来ないと前から思ってましたけど、その考えが一層強まりました。俺にゃ無理だ。


あとは、不完全データで変数の一部だけに興味がある場合のモデル選択をどう行うか、という発表も興味深かった。分子系統学のモデル選択のフィールドにも応用できるんじゃないですかね。


明日は午前だけ発表があって、それで学会は終わり、昼は天神の一風堂本店にでも行こうかね。一風堂と同じくビッグチェーンである一蘭では、味の濃さやこってり度、スパイスやニンニクなどについて既に自分のベストな味付けを構築したのですが、一風堂ではまだまだ自分だけの味付け構成を固定できていないのです。

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