2012年6月15日金曜日

Accepted!

統計数理に投稿していた論文がアクセプトされました。

題名は
「配列組成の不均一性が分子系統解析の頑健性に及ぼす影響:タンパク質コード遺伝子を想定したシミュレーションによる評価」
です。

一応、査読付きですよ^^

 これまではタンパク質コードでない塩基配列でのcompositional heterogeneity(主にAT含量の不均一性)が系統解析の精度に与える影響について調べてきたわけですが、今度はそれをコドン配列をシミュレーションすることでタンパク質コード遺伝子に基づく解析を想定して行った、という論文です。

これはすなわち、タンパク質コード遺伝子配列を使った配列に基づく系統解析では一般的には翻訳後のアミノ酸配列を使うわけですが、その解析において元のコドン配列におけるAT含量の不均一が翻訳後のアミノ酸組成にどの程度の影響を及ぼすか、ひいてはアミノ酸配列を使った解析の頑健性にどれほどの悪影響を与えるか、ということも考慮して調べてみようというというものです。

結果は例によって「多くの人が思っている通り」ってやつですが、この論文では結果云々よりは「プログラムの進歩によってコドン配列+compositional heterogeneityという条件をシミュレーションで実現できるようになった」、というのが一番重要なポイントです。

まだこのようなシミュレーションをやった論文は(多分)出ていないので、自分が先駆けとなることができたというのも大きいですね。

 まあ、この論文だけでは(日本語だし)一般的にはまだまだインパクトが少ないですが、この手法を使った別の解析のデータでもう一本論文を準備している現状、「統計を使ってデータ解析をしている人達の査読を受けても掲載に足ると判断された」というのはそこそこのアドバンテージになると思います。

さて、この勢いに乗って早く書き上げるぞ~!

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